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お客様のご要望と仕上りとのギャップ

  • bwa04624
  • 2022年9月28日
  • 読了時間: 1分

更新日:7月2日

 ご要望は「カッター歯長を出来るだけ長く」でした。しかし残念ながら結果は下記の通りとなって

しまいました。

 特に今回は歯部の先端側でも既にマイナス転位歯型(*3枚目正面画像)であり、歯数が10Zと少ない上にお客様ご指定の歯長が長いことから、歯部抜け側には「インボリュートカーブ」が残らずアンダーカットのみとなることが設計段階で予想されておりました(*画像2.研磨焼け部)。

 「歯型創成」にかかわる「インボリュートカーブ」は歯部の先端側から

半分ほどの長さ(画像2.)にしか存在しておりません。言い方を変えれば半分は「歯型創成」に必要の無い部分、切削加工時には使用できない部分です。

 歯部抜け側に発生するアンダーカットによるクラック、そして首下リブへの砥石の干渉、それらを

極力抑えるため事前に「歯長を半分にしては?」と提案しておりましたが変更は叶いませんでした。

 お客様との打合わせに課題を残した事例でした。


追記;歯研方法をマーグ式で行えばアンダーカットを防げるのでしょうか。

   ライスハウアー式・ナイルス式の限界と言えるかもしれません。






画像1.
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画像2.
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画像3.
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