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ビンテージ?なアメリカ規格「歯車」について

更新日:4月22日


仕事上あまり関わる機会が無い方なら「歯車」と聞いただけで「ワッ!面倒くさ~、」と思う人も多いかと、、

やっと「JIS規格」に慣れたところに突然アメリカ「ANSI規格」が目の前に現れ更に追い打ちをかける様に「ASA規格」、ドイツの「DIN規格」、国内メーカー規格の「HES規格」までオールスター総出演!ここで遂にフリーズ状態、思考停止に、、まさに嘗ての自分がそうでした。

そして現在でも下記の様な案件が流れてきます。

「USASB」とは何ぞや!?調べてみると「ASA規格」にてB5.15(=ASA B5.15)を発見。

(「ASA規格」"American Standards Associationアメリカ標準規格"の略称。末尾の”1960”は「1960年版」)


しかしこの「ASA」という団体は1966年に解消、現在のANSI規格("American National Standerds Institute米国国家規格協会"の略称)に移行してます。結局「USASB」とは何なのか最後まで分かりませんでした、、


それなら誰かが図面を修正し「ANSI」に修正すべきかと、、んっ?いや待てよ!

すべて規格内容が同じであると断言出来るのか?もし歯先径、歯底径、歯厚の設定値が違っていたら、、「加工実績があるのなら」とユーザー様に即確認、「加工内容について社内で解る人は現在おりません」との返事、、ここでゲームオーバーでした。


もう一つおまけですが「AGMA規格」の登場!1956年版規格です。("American Gear Manufactures Association米国歯車製造業者協会規格"の略称)

そろそろこの辺で帰りま~す、、

誰か腹をくくって図面を現代版に訂正して下さい!!


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