top of page
  • bwa04624

JIS インボリュートスプライン規格の謎

歯車業界で「JIS B 1603-1995 インボリュートスプライン規格」をよく目にする、

調べるという方は多くいらっしゃるかと存じます。

ところでこのスプラインに関してこんな事例がありました。

お客様より「m1.667 PA20 NT8」 スプライン切削工具の発注を頂いた際、

図面諸元では転位係数「+0.8」となっておりました。

その時は何の疑いも持たず「いつもの規格 転位+0.8のスプラインか、、」と工具設計に

取りかかりました。

しかし設計作業中 偶然JIS規格表を見ていて気付いたのです!!

「NT8」の転位係数はなんと「+0.9」ではありませんか!!

なんと「NT8」だけが転位係数「+0.9」なのです、、、

最初は単に誤植、ミスプリントかと思ったのですが

念の為 他のモジュールについても調べてみたところ「m3.75」では「+0.967」

「+0.633」など かなり変則的な転位係数が設定させていました。

早速お客様に連絡を取り「図面諸元の転位係数+0.8を無視してJIS規格に準じた+0.9」で

設計をする事の確認を取りました。

私は気になると止まらない質です、、、

その後、歯車切削工具業界の先輩方、歯車加工業界の先輩方にこの話をしてみたところ

「知らなかった」との反応。

それではと、ある工業大学様に直接連絡、相談したのですが 後日大変丁寧なメールを頂き

「詳しい担当教授は既に退職されており対応出来る者がおりません」とのご返事。

それではと、「規格原案作成委員会」の構成員が所属していた(旧)工業技術院標準部 (現)「産業技術

総合研所 計量標準総合センター」様に連絡、相談したところ「旧 JIS D2001に従って編集されたので、決定当時の詳しい内容は分からない」とのご返事、こちらも大変丁寧な対応頂きました。

結論は誰も分からないという事でした、、日本のどこかに分かる方いらっしゃるのでしょうか?

理由が知りたい、、真実が埋もれてしまう前に知りたい!


閲覧数:1,301回0件のコメント
bottom of page